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RULES & MANNERS:知っておきたいBARのルールとマナー

BARの中には、伝統的で格式の高いオーセンティック・バーから活気あふれるカジュアルなバーまでさまざまなジャンルがあります。

ここでは、そういったたくさんのバーで共通するマナーやお酒に関するルールについて説明していますので、初心者の方はもちろん、BARによく行くベテラン・バーホッパーの方たちも参考にしていただければと思います。

自分の良く行くBARでは普通でも、他所のBARでは歓迎されない行為もたくさんあります。また、酔っていて、ついうっかりマナーを欠いてしまう状況もあるかもしれませんが、紳士的に振舞える範囲でお酒を飲むことこそが、そもそものマナーなのかもしれません。

BARへ行くときのマナー

人数について

1人のときや大切な人とのデート(2人)であれば、どこのBARでも問題になることはありません。また、カジュアルなBARでは、来店時の人数はあまり気にする必要はありませんが、それ以外のBARによっては人数が多い場合、入店に制限のあるお店があります。

1人でお酒やBARを楽しむことが好きな人や、特別な人と二人で静かなBAR空間を楽しみたい人などが多く利用するお店では、3人まで、あるいは4人までなど入店時の人数に制限があります。

いつでも静かで安心してお酒が飲める環境は、BARとお客さんが相互に信頼しあって成り立っているので、たとえ席が空いていても断られてしまうケースがあります。入店時人数制限は事前に確認をしておくのが良いでしょう。

本サイト内で紹介しているBARの各店舗ページには入店人数に制限のあるお店はその記載(Restriction)がありますので参考にしていただければと思います。

服装について

ホテルのメインバーやレストラン併設のバーなど一部のお店では、男性はネクタイやジャケットの着用、女性もカジュアル過ぎない格好で…、というようにドレスコードを設定している場合もあります。

それ以外のほとんどの場合は特に格好を気にすることはありませんが、せっかく雰囲気の良いBARへ行くのであれば、お洒落も楽しみのひとつとして考えてみてはいかがでしょうか。

BARに入ってからのマナー

座る席について

BARでは、他にお客さんが誰も居なかった場合を除いて、「お好きな席へどうぞ」などと言われることはありません。多くの場合、バーテンダーが座る席を案内してくれるので、それに従いましょう。特になにも言われない場合でも、バーテンダーに座る場所を聞いてみるのも良いと思います。

いつも座る場所が決まっていたり、一人で静かにお酒を楽しむ常連さんなどが居た場合など、理由は様々ありますが、バーテンダーがお客さん全体を見渡して、みんなが気持ちよく楽しめるよう場をコントロールしてくれています。

会話について

声の大きさ

親しい友人などとお酒を飲んでいれば気分も良く会話も弾みます。カジュアルなBARではバーテンダーも陽気にお客さんと会話したりするところもよくあります。
しかし逆に、落ち着いた雰囲気のオーセンティックなBARでは、静かにお酒を楽しみたいお客さんなどもいらっしゃいますので、状況を見ながら会話の声の大きさなど調整できると良いと思います。また、他の人が聞いて気まずくなってしまうような内容は避けましょう。

他のお客さんとの会話

一人でBARを訪れた時に、他のお客さんと会話する機会があるかもしれません。
きっかけは、バーテンダーから直接紹介されたり、たまたま何かのタイミングでお隣の方と会話が始まったり、様々、、、
話が合えばお互いに良い時間を共有できますが、中にはあまり気軽に話しかけられるのが苦手な人などもいらっしゃるので、やはり、むやみに声をかけるのは避けて状況判断できるといいでしょう。

“バーテン”はNG

よくバーテンダーのことを“バーテンさん”と呼ぶ人がいますが、これは蔑称といわれています。

外国人が日本人のことを“Jap”と呼ぶのに近い略語です。

気にするバーテンダーが多いわけでもないですが、私の知っているバーテンダーの中にも“バーテン”と呼ばれることを嫌う方もいらっしゃいます。

注文や会話で呼びかける際は、“マスター”もしくは“バーテンダーさん”とするのが良いでしょう。

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乾杯

居酒屋などでビールジョッキを豪快にぶつけて乾杯するのは気持ちがいいものですが、BARではまったく違います。

ぶつけてもびくともしないビールジョッキと違い、BARで扱っているグラスは、繊細で美しいものが多く、それ自体がバーテンダーのこだわりの一つとなっています。一脚数万円もする大変高価なグラスを扱っている場合もありますので、乾杯の際にグラスを合わせるのはNGです。

乾杯する時には、グラスをそっと自分の目の高さに上げ、相手と目線を合わせて挨拶するのが正しい作法ですので覚えておきましょう。

また、グラスの持ち方や置き方についても、乱暴な扱いはしないようにしましょう。

もし、高価なグラスを割ってしまったら...お財布を確認してください。

カメラでの撮影

最近では、カフェやレストランの料理写真をSNSなどへアップすることも良くあることだと思います。素敵なグラスに揺れる綺麗なカクテルを見れば、誰でもその写真を撮っておきたいと思うのは当然かもしれません。

しかし、BARに来られるお客さんの中には、他の人が撮った写真に自分が写ってしまうことを好まない方も多くいらっしゃいます。
また、基本的に暗く落ち着いたBAR店内では急にカメラのシャッター音が鳴ったりフラッシュが光ることで、せっかくの気分を害されてしまったと感じる方もいらっしゃいます。

そういった方たちのご迷惑にならないように、カメラでの撮影を禁止したり、フラッシュをつけないことや周りのお客さんを写さないようにお願いしているBARもあります。

特にそういった注意書きがなくとも、BAR店内でカクテルやお友達の撮影をしたい場合は、バーテンダーに確認や許可を取るなどした方がトラブルを避けられます。

たばこと灰皿

禁煙のBARでなくても、基本的に灰皿は頼まないと出てきません。禁煙なのか喫煙OKなのかわからない場合は、たばこを吸ってよいのか聞いてみましょう。OKなら灰皿を出してくれます。

また、仮に何度も行っているBARで喫煙がOKなことを知っていても、灰皿が出される前にたばこに火をつけるのはマナー違反です。たばこを吸いながら来店するのはもってのほか。何度かお願いしているうちにバーテンダーも灰皿が必用なお客さんだと覚えてくれますので、いずれ着席と同時に灰皿を出してくれるようになります。カウンターの上にそっとたばこの箱を置くだけでもバーテダーはすぐに灰皿を出してくれます。

置かれたボトルに触れるのはNG

了承も得ず店のボトルに触れることは酷いマナー違反です。ワインバーなどでよく目にしますが、最近ではどこでもやってしまう人がいるようです。

ラベルを見たり、写真に撮ってみたかったり、理由はいろいろあるかもしれませんが、必ずバーテンダーに了承を得てから触れるようにしましょう。

さらに、ボトルに触れた上に、勝手に栓を開けたり、香りを確認しようとする行為は最悪レベルのマナー違反です。大抵はバーテンダーに注意されますが、何も言われなくとも、その店にいるお客さんを含めた全員に漏れなく最悪の印象を与えていることは確実です。

また、仮にボトルに触れる許可をもらった場合は、なるべくボトルを揺らさず、ラベルを汚さないようにしながら、落とさないように両手で優しく持ちましょう。決してボトルキャップに手をつけないように注意してください。

仲間と合流

BARで飲んでいる時に、他の場所で飲んでいる知り合いから電話が入ることもよくあります。もし今いるBARで合流をしようと思った時は、バーテンダーに必ず確認をしましょう。

勝手に合流して急に人数が増えてしまうと、バーテンダーも困ってしまいます。

未成年の入店について

未成年のBARへの入店

※公式ではありませんが、とある機関の関係部署へ問い合わせをさせていただき、ご意見をいただきました。

基本的に風営法の範囲となりますが、入店そのものに対する制限はありません。おそらくはお店側で都度判断して対応することになります。もちろんお酒は飲んではいけませんし、お店側もお酒の提供はできません。ノンアルコールのカクテルなどをつくってもらうこともできますので、バーテンダーに自分が未成年であることは必ず告げておきましょう。

若いうちからBARに興味を持ったり憧れるのは決して悪いことではありませんし、年上の身内や知人に誘われてBARに行く機会もあるかと思います。未成年本人はもちろん、連れていく大人側もルールやマナー以上にモラルを考えて利用すると良いでしょう。

また、何か問題が起きた場合にはお店や他の常連客にも迷惑をかけてしまうことになります。BARによっては入店を拒否されることもありますが、仕方の無いことですので素直に従いましょう。

子どもの同伴

居酒屋や寿司屋などはお酒を飲むことができるお店ですが、食事をする家族連れも当たり前に利用する場所でもあります。そういった感覚で児童など子どもを連れてBARへ入店しようとするお客さんも居るらしいですが、こちらも未成年の場合と同じくモラル(特に親)の問題となります。

BARに限らず、子どもが大声を出したり店内を走り回る光景は良い状況とは言えません。

ホテルBARなどのように子ども連れを想定して明確な年齢制限を設けている場合もありますが、個々のBARでは子どもの入店は基本的にまったく想定していませんので、断られてしまう場合がほとんどです。基本的に子どもは連れていかないようにしましょう。

No Drinking Under 20

20歳未満の未成年者は、お酒を飲んではいけません。

20歳未満の飲酒については「未成年者飲酒禁止法」という法律で禁止されています。
それは、成長期である未成年者の身体に非常に大きな悪い影響があるからです。
また、法律では未成年者に酒類を提供したり、飲酒の制止をしなかった者について罰則が科せられます。

◎関連情報

Dont't Drink & Drive

飲酒運転は道路交通法第65条で禁止され、違反者は厳罰に処されます。
また、飲酒者への車両の提供、運転者への酒類の提供、飲酒運転の車への同乗についても禁止されています。

静岡のBARでは、タクシーや代行運転サービスへの連絡もおこないますので、やむを得ず自動車で来られたお客様については代行運転サービスをご利用ください。

◎関連情報


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