FOR BEGINNERS:バー初心者向け情報
BARには行ってみたいけど、、、
バーテンダーが怖そう、注文の仕方がわからない、お酒のことがわからない、そもそもお酒が飲めない、などなど、いろいろな理由で初心者にとってBARは敷居が高そうなイメージがあります。
しかし、実際にはそんなことはまったくありません。仮に普段は無口でクールなバーテンダーでも、なんでも親切に教えてくれますし、お酒が飲めなくても低アルコールやノンアルコールのカクテルを作ってもらえます。
まずはBARのドアを開いてみましょう。
はじめてのBARに行ってみよう
◎BARのジャンル
まずはどんなジャンルのBARがあるのか知っておきましょう。
比較的スタンダードで賑やかなお店も多いカジュアルなショットバー、格式ある落ち着いた雰囲気のオーセンティックバー、軽めの食事もできるダイニングバーやカフェバーなどが主なジャンルになります。
そのほかにも細かなジャンル分けがありますが、それらはBARに行くうちに、だんだんと理解できるようになっていきます。
価格の設定などもお店やジャンルで違いがあったりしますので、予算に合わせて充分調べておくのが良いと思います。
◎食事はどうしましょう
ダイニングバー以外では、ほとんどの場合で食事を出しているお店はありません。仮にあっても、お通しや軽いおつまみを出すくらいだと思っておいた方が良いでしょう。
ゆっくりBARの雰囲気を楽しんでみたい場合は、あらかじめ食事をとってからにしてみましょう。
BARのドアを開いたら
◎席に座る
席は基本的にバーテンダーが決めますので、ひとまずバーテンダーに案内されるがままに座りましょう(ルールとマナー:座る席について)。
その際、BAR初心者であることを伝えられれば、バーテンダーがいろいろと親切に教えてくれます。
◎注文の仕方・メニューが無いお店も
BARの敷居が高く見えてしまう理由のひとつに「メニューが無い」というものがあります。もちろん基本的なカクテルなどが載ったメニューを置いているBARも多いですが、ウィスキーやブランデーなどの価格表だけ簡単に表示してありカクテルのメニューが無い場合などもあり様々です。
そういった場合に(あるいはメニューがあったとしても)、「お任せで」や「おすすめはありますか」などの注文の仕方は歓迎されませんので覚えておきましょう。
ぱっと飲んだことのあるカクテルの名前が思い浮かべば良いですが、そうでない時などはベースのお酒(ウィスキー、ジン、ウォッカなど)を伝えて、味わい(甘い、さっぱり、ドライなど)、アルコールの強さまで伝えられればバーテンダーはすぐにイメージのカクテルを選んでくれます。
BARへ行く前に食事をすませている場合などは、そこで何を食べたり飲んできたのかまで伝えられると喜ばれます。
不安な場合は、とりあえずの一杯を決めておくのも良いかもしれません。
アルコール度数が比較的軽めでさっぱりした味わいのジン・トニックやウォッカ・トニックなどは、来店したばかりでのどが乾いたお客さんも良く注文する定番のカクテルです。その他にはビールでももちろんいいですし、ワインを扱っているBARであれば、シャンパーニュなどでもいいかもしれません。そういった、「とりあえずの一杯」を飲みながら次に注文するカクテルについてバーテンダーに相談するのもBARの楽しみ方のひとつです。
◎2杯目以降の注文
おかわりを注文する際、他のお客さんが少なければバーテンダーに直接話しかければ良いですが、混雑していたり、バーテンダーが他のお客さんの会話を聞いていたりする場合には、なかなか声を掛けづらい状況もあります。
その様な場合の暗黙的な「注文したい時のサイン」として、コースターとグラスをそっとバーテンダーの方(カウンター奥側)へ持っていきます。バーテンダーは、その仕草だけで気がついたり、あるいはグラスの位置を見て声を掛けてくれます。
◎バーテンダーとの会話
BAR初心者と伝えれば、バーテンダーから話しかけてくれることも多いので、そういったタイミングでいろいろ聞いたりすれば何でも教えてくれます。また、人に勧められたり、インターネットで調べたり、どういった経緯でそのBARを選んだのか話すのも喜ばれます。
とにかく、お酒のことでも何でも、わからないことをどんどん質問すれば、バーテンダーは丁寧に教えてくれます。
◎好きなお酒を決めてみる
バーテンダーに相談しながらでも、なんとなくでも、自分に合ったお酒を決めてみると良いでしょう。BARに数回通うと、バーテンダーもそのお客さんの好みが解ってきますので、いろいろ提案もしてくれるようになります。
そうすることで、また次回、あるいは別のBARへ行った場合でもお酒の注文がしやすくなります。
BARを出る
◎チェック
会計は席に座ったまま「チェック(をお願いします)」と言えばOKです。金額を見て支払いを済ませます。
チャージ(カバー・チャージ)について
BARでは、席料やサービス料としてチャージを設定しているお店があります。お通し代もこれに含まれます。一杯いくらで計算しても数百円から1,000円程度プラスされているのは、このチャージの金額が含まれているためです。
バーテンダーは例え始めて来たお客さんでも、どんなお酒を飲んだのか、どういう会話をしたのかまで、次に来店するときに覚えていてくれます。はじめは少し緊張する場であってもバーテンダーの会話とおいしいお酒を飲んでいれば、すぐに慣れていきますので安心して出かけてみてください。